日常

籾殻を使った堆肥作りとツバメの卵

籾殻(もみがら)は米作りをしていれば絶対に出ます。我が家でも毎年数多くの籾殻が出ており、先日も籾摺りの時に大量に出たばっかり。

これまで我が家で出た籾殻達は近所の方に譲ったり、燻炭(くんたん)として利用してきました。

籾殻は使わなければ廃棄物になってしまいます。籾殻は毎年大量に出る為、大半の農家さんが処理に困っていると思います。我が家は田んぼに蒔かない主義だし、せっかく無農薬で作ったお米の籾殻です。このまま捨ててしまうのは非常に勿体ないので、堆肥(たいひ)作りをしていきます。

堆肥とは、簡単に言うと土を食物が育ちやすい環境にしてくれる資材です。土に堆肥を施すことで養分をプラスし、保肥力を高めることができるんですね。

籾殻を堆肥(たいひ)にして畑の土と混ぜ合わせることで、土をフカフカにし根伸びを良くすること等の効果があります。

我が家では祖母が畑をやっており、そこで使えればと思い立ち作ることになりました。

どうやって作るか想像も付かないので、マサキさんに密着してみることにしました!

籾殻堆肥の作り方

今回使う籾殻は約150㎏です。

この籾殻に

  • 米ぬか 15㎏
  • 油粕 20㎏
  • 発酵菌(バクヤーゼ) 500g

を加えます。

写真はこれらを混ぜ合わせたものになります。米ぬかと籾殻は我が家で採れたものですが、バクヤーゼと油粕は市販のものを使用。

籾殻と混ぜ合わせた資材をさらに混ぜ合わせ水をかけます。

水の量は多すぎても少なすぎてもダメなようで、籾殻をギュッと握ったときにちょっと固まる程度まで水を掛けたそうです。

混ぜ合わせた堆肥の元にムシロをかけ保湿し、その上からシートをかけ温度計を設置して完了。

ここから完成までに1か月程かかります。1週間程経ったらかき混ぜまた置いてを繰り返します。

ちなみに

完成直後の温度は23.4°ですが

だんだんと

だんだんと温度が上がり68.2℃まで上がっています。

この間作業した温湯消毒が60℃だったのでさらにあちあちになっています。

微生物が活発に活動して発酵が盛んに行われている証拠。すごいね!

ところが

マサキさん「し、しまった・・・」

ヒロ「どうしたの?」

マサキさん「50℃~60℃くらいまでしか上がらんと思ってたから70℃までしか測れん温度計買っちゃった。失敗したなぁ。」

見辛いですが表示を見るとHH.Hとなって振り切ってしまっています。

なので

普通の温度計を差し込んで代用。

始めて挑戦することだから失敗して当然。こういう失敗を次に生かせばいいのさ。

マサキさんからのLINE

この籾殻を使い堆肥作りはマサキさん一人で行い、「こんなことしたよー」とマサキさんからヒロにLINEが届くことがあります。堆肥作りのLINEの中にこんなLINEが

あ、甘い匂い??

なにそれ!?気になる!!

てことで我が家を訪問。

早速マサキさんと堆肥作りを行っている場所へ向かいました。

マサキさん「ここや」

ヒロ「中見せて!」

ビニールシートぺらっ

ヒロ「くっっっっさ!!!!甘い匂いって言ってたやん!!」

マサキさん「甘い匂いがしてくる・・あ、くっせぇわ・・ふふ(笑)」

ヒロ「なに笑とんねん(笑)」

まぁ発酵しとるから当然よね(笑)

甘い匂いを嗅ぐつもりで行っちゃったからダメージがでかい。

最初の頃は甘い匂いがしていたそう。微生物が頑張って発酵してくれる内に匂いが変わっちゃったのね。

また来年は甘い匂いを嗅げたらいいなあ。

ツバメの巣作り

以前家の中に入り込んだりしていたツバメさんですが

小屋の中の落ち着く場所に巣を作ることが出来たようです。

最近親鳥が巣に止まっていることが多く

マサキさん「卵産んだんやねぇかなぁ・・気になるなぁ・・見てみたいなぁ・・」

とブツブツ言ってました。

するとその夜またしてもLINEが

いや執念よ(笑)

しっかり3個写ってますね。どうやって撮ったんや

気になったらとことん調べるとこよね。

もちろん親鳥達がいない間を見計らってこっそり撮ったみたい。

いーちゃんはツバメを見るのが大好きなので、これから経過観察するのが楽しみです。

苗も堆肥もツバメも・・これからみんな頑張って成長するんだよ!

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