自然米作り

種籾の【のげ取り】作業

本日は乾田や水田で使用する種籾に生えた【のげ】を取る作業をしました。

この籾についたひげみたいなのを【のげ】といいます。

我が家は自家採種して、種を蒔き、育苗を行っています。

種を蒔くときにのげが付いたままだと、機械蒔きを行う際、種籾を均等に蒔くことが出来ません。

種籾は店で購入することも出来ますが、購入した者にはのげは付いていません。我が家は自家採種。のげもしっかり付いているので、除去していきましょう!!

脱芒機(だつぼうき)登場

自然農法を始めて2年目までは種籾を手蒔きしていたため、のげのことはあまり気にせず米作りをしていました。しかし、面積が増え手蒔きでは大変すぎる!!となったため、機械蒔きに変更しました。

その時に、のげが邪魔で種籾を均等に蒔くことが出来ないため、当時は手でのげをもみもみして取っていました。

それも大変すぎる!!となり4年目から脱芒機を導入しました。

それがこちらです。

この脱芒機に種籾を入れ脱芒します。中に餅つき機のような羽があり、中で種籾をぐるぐる回す事でのげを取ります。マサキさんは米作りの効率化も頭に入れているので、こういった投資は惜しみません。やっちゃんもそれに関しては大手を振って許可しています。

脱芒機を回して待つこと7分

こんなに綺麗になりました。

刈り取ったのげの残骸を除去

種籾からのげを除去することが出来ましたが、現時点では種籾とのげが一緒になってしまっているため、水に入れて種籾とのげを分けていきます。

たくさん種籾とのげが浮いてますが、この中にはお米が入っていません。

なのでのげと一緒に空の籾も取り除いていきます。

そうして中身の詰まった種籾を干して乾くのを待ち、次は塩水選と温湯消毒を行っていきます。

太陽の光を浴びせて乾燥させています。4月の温かい日光を浴び、種籾も気持ちよさそう。

精神と時の部屋

ドラゴンボールでこんな部屋がありました。そこでは外で24時間立つと精神と時の部屋では1年経過しているという設定でした。

脱芒機に種籾を入れ脱芒をする7分間のまぁ長い事。

ひたすらに眠い。脱芒機の騒音ですら子守歌に聞こえるレベル。

頭をがくがく揺らしながら、昔は全部手でやってたんだなぁ、ずいぶん楽になったなぁ、機械ってすごいなぁと夢の中で思いました。

まぁ自分は手でやったことがないんですが、ありがたみを知るため1度経験するのもいいのかもしれません。

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