本日は籾摺り(もみすり)の作業をやっちゃんとマサキさんとコウの三人で行いました。
籾摺り(もみすり)とは、収穫したお米の実(籾)の外側についている殻(がら)を取り除き、玄米の状態にする作業の事を言います。もちろん籾(もみ)のままでは食べられません。
この籾(もみ)に付いている殻を、今回は親子で取り除いていきたいと思います!
マサキさんは籾(もみ)のまま保存派
我が家では収穫した時点で全てのお米の籾摺り(もみすり)は行わず、数回に分けて籾摺り(もみすり)を行います。
籾摺り(もみすり)を行わない間は、我が家では籾(もみ)の状態のまま乾燥機の中で保管しておきます。
一般的には玄米の状態で保管するのがベターらしいですが、こだわるマサキさんは籾(もみ)のまま保存派なのです。
籾(もみ)の状態のまま保管すると、殻が中身の玄米をコーティングしたような状態になるので、乾燥や外気(寒さ暑さ)の影響、そしてカビや虫等の害から玄米を守ってくれます。言うなれば玄米の盾、エヴァでいうATフィールド的な役割を果たしているんですね。 何より、食べる直前に精米したお米は新米に近い食味が保たれています。
籾摺り(もみすり)の自動化と工程説明
数年前までは5.6人がかりでこの籾摺り(もみすり)作業を行っていました。
僕も子供の頃、毎年手伝っていた記憶があります。
時間もかかり、ほぼ一日かけての作業。マサキさんが本格的に自然農法に向き合い始めたタイミングで、なんとか作業を楽にできないか・・・と日々考えた末、色々購入して自動化することに成功しました。
写真は籾摺り機の全貌になります。どのように籾摺り(もみすり)が行われていくか、軽くご紹介したいと思います。
まず、乾燥機から籾(もみ)が籾摺り機に供給されます。乾燥機では大体14%くらいの水分値になるよう籾は保管されています。供給された籾は籾摺り(もみすり)機内部に吸い込まれ、籾(もみ)を殻と玄米に分別していきます。
分別された殻は、送風によって籾殻入れの袋まで風によって運ばれていきます。
送風機の先の筒は安定の「もみがらホイホイ」で!農具のネーミングセンスって面白いですよね。青袋に殻を吸い入れていきます。
大部分の籾殻は除去されて次の工程に流れていきますが、中には籾殻(もみがら)が除去されず殻付のまま流れていくものもあるので、そのまま流れていかないように更に選別していきます。説明が難しいので割愛しますが、うまいこと出来ています。笑
籾殻が除去されて玄米にきちんと分別された後は、次工程で米粒の大きさを分別していきます。大きいものはそのまま保存袋まで運ばれ、米粒が小さい物は弾かれていきます。※写真赤丸部分から小さい米粒は排出され袋に分別される。
ちなみに、最初作業をスタートした時は写真のように袋に直接小さい米粒が入っていく仕組みではなかったのですが、作業中に効率化の一環として改善しました。新聞紙を巻いて手作り感満載ですね。
弾かれた米粒でも、粒が小さいだけで問題なく食べれます。マサキさんややっちゃんと、養鶏場とか学校の鶏とかの餌でもいいかもね、みたいな話をしていました。無肥料・無農薬の玄米なので安心安全品質、そういった方向での活用も十分出来るのではないかなと思いました。安心安全品質の餌を食べさせ、育てる。結局その後は人に食べられますから、廻りまわって自分たちにかえってきますしね。
籾殻(もみがら)を除去し、大きさも選別された玄米は最終的に袋に詰められます。我が家では大体一袋30kgの重さで計量しており、袋の下に秤があり、指定の重量に達したら自動で玄米の排出がストップします。その後は袋を固くしばり、翌日に色彩選別機を行うので一時保管します。
以上がおおまかな籾摺り(もみすり)の工程になります。今回は大体11.5俵(重さ約700kg)の籾摺りを行いましたが、3人で作業を行い2時間もしないうちに作業を終えることが出来ました。2人でも全然いけそう。
作業中に玄米や籾(もみ)が少しだけ散乱した時もありましたが、出来るだけ回収して無駄にしないようにします。
仕分け完了です!
母の日のサプライズ
そんなこんなで作業をしていると、小屋の前に花束を持ったユーちゃんとアネの姿が。
小屋の前で中の様子をチラチラ確認するユーちゃん。
今日は母の日、アネと一緒にやっちゃんへの贈り物をプレゼントしにきてくれました。
受け取り大喜びのやっちゃん。マサキさんもコウもユーちゃんに会えてめちゃめちゃ嬉しかった!!
前日にヒロの嫁のサヤちゃんからもお花をプレゼントされており、我が家の台所の机はお花たちで華やかになっています。受け取る際、サプライズで渡すつもりがイーちゃんが家に到着するなりすぐにネタバラシしてて面白かったです。「車の中にお花あるね~」
本当に良い家族に恵まれました!やっちゃんは幸せ者です。
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