以前姫鍬(ひめぐわ)を使った畦塗りをご紹介しました。
我が家の姫鍬はやっちゃんの実家から譲り受けた貴重な物。
前回畦塗りを行ったのは、モグラの穴あけが頻発していて我が家の田んぼより高い位置にある田んぼから水が漏れてくる可能性があったためです。
しかし今回は違う目的があります。
我が家のお米は無肥料・無農薬。色々大変なことはありますが、特に大変なのは除草作業です。
除草は夏の暑い時期に行います。太陽の熱で田んぼの水は温まり、足元は不安定で歩き辛く体力が奪われます。
除草剤などももちろん一切使用しないのでとにかく田んぼに入って手で抜くしかありません。
これを毎日・・・
「このままでは死んでしまう・・・!」とマサキさんも色々考えて開発・実行してきました。
水田除草具を作り特許出願したり
WADOという除草機を更に改造したり
最後はやっぱり人の手で!
とにかくこの除草が少しでも楽になるように色々と対策してきました。
そこで今回の畦塗りです。
今年は雑草対策として深水管理(ふかみずかんり)をします。田植え直後は深さ7センチ以上、そして稲の成長に合わせてどんどん深くしていく作戦です。
例年だと稲が小さかったため水は大体5センチぐらいでした。あんまり深すぎると稲が浸水してしまうためです。
草の種は田んぼに入るとふわふわと漂いながら根を伸ばし土に活着しようとします。しかし水が深いと活着までに時間がかかり酸欠状態や栄養が十分に採れないため除去も容易になるんじゃねぇかなぁと。
そのためには田んぼの水持ちを良くしないかん!ということでの畔塗りなのです。
全ての畦を塗り直すのに3日かかったそう。
かなり気温も高く大変だったそうですが、これで少しでも除草が楽になるならばと頑張ったみたいです。
我が家では今年から新しい育苗法で苗を育てています。
今回の深水管理は初めての事で苗の心配もありますが、厳しい環境で育って強くたくましい苗に育ってほしいと願っています。
また効果のほどは今後分かってきますのでその辺りもブログで発信出来たらなと思います。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
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