この度色んなご縁が重なり、自然栽培のお米作りに関して色んなお話をする機会がありました。
その中で「冬季湛水」(冬季冠水ともいわれる)という手法のお話を聞きました。
我が家の田んぼはありがたいことに、田んぼの際を用水路が走っています。
「冬も水が入れれるならやってみたら?」という言葉を受けて、まずは情報を集めることに。
冬季湛水とは?
そもその冬季湛水とは、冬の間(12月~3月)、稲刈りをして軽く起こした田んぼに水を張って管理する方法です。
昔から行われてきた土づくりの方法で、自然栽培・有機栽培・慣行農法すべてで利用される方法です。
冬季冠水を行う目的は「水の力で土を整えることです。」
冬季湛水の主な効果
冬に水を張ることで光が届きにくくなり、コナギ・ホタルイ・イネ科の雑草・クログワイの塊茎の活動を抑える効果が期待できます。
ななしん米は自然栽培でお米を作っています。
毎年の除草が非常に大変で、毎年何か良い方法はないか模索してきました。
この「冬季湛水」は特に自然栽培において「除草剤の代わり」として効果が期待できます。
・水が冷たいので発芽が遅れる
・酸素が少なくなるので塊茎が弱る
・冬の間に代掻きのような効果がある
ななしん米は特に抑草効果に期待して冬季冠水を行うことにしました。
また地力が上がることが知られています。
冬場の低温+湛水環境で嫌気性微生物がゆっくり働くことで、土の団粒化が進みます。
結果として
・土が柔らかくなる
・根が深く入る
・水持ち、水はけが安定する
私たちは化学肥料や農薬を一切使用しません。そのため、微生物に耕してもらうために冬季湛水が効果的らしいのです。
また冬に水を張ることでカメムシの越冬場所が減り、来年のお米作りのカメムシ被害のリスク抑制も期待できます。

まだ調べただけで実践するのは今年が初めて。
これから実際にどんな風に変わったのかブログで書いていきたいと思いますので、是非楽しみにしていてください。
マサキさんが言ってた「今年こうだったからこうしよう」「やってみたけどうちの田んぼではあんまりやったなぁ。じゃあこういう風にしたらどうやろ?」と毎年わくわくすると言ってました。
冬季湛水をするのは初めてだし、やり方など色んな不安はありますが、今からめっっちゃくちゃ楽しみです。
早く田んぼのシーズンこないかな。
うずうずわくわくが止まりません。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
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