マサキさん「ヒロ。ちょっとええか?見てほしいのものがある。」
マサキさんに誘われ田んぼに繰り出すヒロとマサキさん。
ヒロ「この田んぼもいい感じですね~」
稲穂が下がり重そうに実り始めています。
無肥料、無農薬でハツシモを育てています。
しっかりと成長してくれてるようで嬉しいです。
ところが
マサキさん「南側と東側はいいんや。問題はこっち。」
北側に連れていかれ稲を見てみると
なんと!全く出穂していませんでした。
ヒロ「えぇー!?ナニコレ??何でこうなっちゃってるの?」
マサキさん「たぶん南側は建物に囲まれてるから日当たりが良くないんやろなぁ。」
写真に乗せる事は出来ませんが、確かに北・東・西に建物があり日が当たりにくい状態。
ヒロ「こんなに変わるもんなんやね。去年も?」
マサキさん「去年気付かんかった(笑)こんなに顕著に差が出てた覚えがないなぁ。」
今年は天気が悪い日も多いため成長に差が出てしまってるのでしょうか?
マサキさん「後、緑米もなんやて。」
我が家では無肥料、無農薬で緑米(古代米)も育てています。
ヒロ「ここもやん。南側で日当たりいいはずなのに。」
マサキさん「いや。ここは水の供給口で水が冷たいもんでちょっと成長が遅れるんやて。」
ヒロ「そういうこともあるんや。」
マサキさん「問題はこっち。北東。」
ヒロ「ほんとやー!ここも日当たり?」
マサキさん「この角だけピンポイントで出穂してないから違うと思う。ちょっとこれ見て。」
おもむろに携帯を取り出すマサキさん。
そこには街灯に照らされた稲が写っていました。
出穂していない所のみ照らされています。
マサキさん「もしかしたら、街灯が原因かもしれん。」
マサキさん「これでも田んぼに光が掛からないように街頭にカバーを付けてもらったんや。前は田んぼ一面に光が掛かってた。田舎やし夜道も危ないから安全の為にこれ以上どうしようもできないからしょうがないんやけどね。むしろカバー付けてもらえてよかった。こういうこともあるよって知ってもらいたくてヒロ呼んだ(笑)」
調べてみると「光害」(ひかりがい)と呼ぶこともあるそうで、光が当たり続けることによって植物の体内時計が狂い、成長に遅れが出ることがあるそうです。
植物には昼と夜の長さを認識する体内時計があるそうで「まだ日が長いからこれくらいの成長で大丈夫かぁ」と勘違いするみたいなことらしい。
光の加減で遅れは様々ですが弱い光でも10日程の成長の遅れが出るらしい。
マサキさん「他の穂は出穂して受粉もしたみたいだからどんどん穂が下がってきてるのに、この一部の稲は出穂もまだ・・・心配だね。」
とはいえ町の安全には街灯は必要不可欠。今年がどんな様子で成長していくのか見守っていくしかないですね。
もしこのブログを読んで「うちの田んぼ、一部が出穂しないんだよな・・・」って心当たりがある方は、夜見に行くと何か分かるかもしれません。
もちろん夜道は危険なのでしっかりと準備をして行ってください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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