我が家では農薬・化学肥料・有機肥料不使用の自然農法で育てています。
育てている品種は「ハツシモ(初霜)」。
ありがたい事に25年前から自然農法で育って受け継いできた米の種を頂いて、それを使わせて頂いて栽培を行っています。
岐阜県以外ではほとんど作られていないお米で、更に岐阜県内でも平野部でしか採れない特性から一部では「幻の米」とも評される岐阜県を代表するお米の品種になります。現代のお米の中では珍しくコシヒカリの系譜ではない岐阜のブランド米です。
今回の記事ではそんなハツシモの特徴や豆知識、我が家のハツシモについてご紹介したいと思います。
栽培特性
ハツシモは「初霜」が語源となっており、漢字の通り霜が初めて降りる時期に収穫される事から名前の由来になっています。
我が家でも収穫は大体11月くらいに行われるので他の品種に比べてかなり遅めの収穫です。ただ収穫が遅い分大粒の晩成種で、大体6月に田植えを行いそこから約5カ月間かけてしっかり手入れを施しながら育てます。
見た目、味の特徴
他の品種に比べて比較的米粒が大きく表面はツヤツヤ、その大きさは全国でもベスト3に入るほど!
昔話の大盛ごはんしかり、今でいうとインスタ映えしかり・・・とにかく見栄えがいいです。
米粒が大きいので米本来の味が損なわれないのと、やや硬く弾力性があり、吸水性が少ないのでベタつきません。なので子供達が大好きなカレーや丼物、すし飯などの料理に適しており、色々な食材と掛け合わせた料理とも相性がいいです。食べ盛りの子供達にとってはとても食べ応えのある、美味しいお米。白飯だけ食べてもホクホク食べれて美味しいのはもちろん、おかずと一緒に食べることでおかずをよりおいしくし、料理と引き立て合います。相乗効果的な。
食感は一言で表すと「ふっくらもちもち」で、非常に食べ応えがあり、匂いはほんのり広がる甘さがあります。
特筆するのは冷めても美味しい事。お弁当のご飯やすし飯にもってこいです。
アネさんの旦那さんも絶賛していました。
ハツシモを食す機会があれば是非試して頂きたいですが、冷めると更にツヤが増し、モチモチになるんですね。
さらに、梅雨の時期が過ぎても味が低下することはなく、年間を通じ、品質、味が安定していることも特徴です。
自然栽培のハツシモ
このように味も見た目も素晴らしいお米なのですが、ほとんどのハツシモが岐阜県内で作られている為知名度は高くありません。
まだハツシモを食べたことが無い方は、この機会に是非食べてみてはいかがでしょうか?
非常に食べ応えがあって美味しいので、我が家の子供達もバクバク食べています。
イーちゃんに至っては我が家のお米が好きすぎて炊飯器から直食いしていました。笑
炊飯器を開けてシャモジでお米を食べるイーちゃん
「おいし~お米~」
バタン(炊飯器を締めるイーちゃん)
「もいっかい食べよか・・」
パカ(炊飯器を開ける音)
「おいし~お米~」
と何回もリピートしてもりもり食べ、見ていると幸せな気持ちになります。子供がお腹いっぱい食べてる姿っていいですよね。
イーちゃんはご飯大好きっ子ですが、不思議な事に外食に行った際に出てきた白米は食べません。
日によっては手を付けない事も・・・。たまたまなのかなとも思いましたが、けっこうな確率で食べないんです。
その代わり我が家で作ったハツシモのみ、めちゃくちゃ食べてくれるようです。食べる時は口の周りを米粒だらけにして夢中で食べます。子供ながらお米の違いがわかるのかな?
むしろ子供だからこそ、色々と敏感に感じるものがあるのかもしれませんね。
とにかく「美味しい」と食べてくれるイーちゃんを見てると、自然栽培の苦労も全て報われたような気持ちになります。この笑顔の為に作ったんだとマサキさんもご満悦。
我が家では無肥料・農薬不使用のハツシモを作っており、一部個人販売も行っています。
数が少なく毎年決まった量しか販売できませんが、子供達には勿論、多くの人にも無肥料・農薬不使用で育てた安心安全なお米を味わってもらいたいなぁと思っています。
自然農法で育てたハツシモを食べてもらい、「美味しい」と感じていただければ・・・これ以上幸せな事はありません。
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